King Of Pain / Police 〜フレットレスとの出会い [音楽]
前回の連載で、学生時代のPoliceのコピーバンドをした際を取り上げました。
相性の良さと偶然が重なり大成功だった事に、我々は味をしめつつ「Policeの魅力」を再発見しました。それ迄、表面上でしか聴いていなかったのですが、実際コピーしてみて「その凄さ」を改めて知った3人は「催物とは関係なく」Policeを研究する事にしました。
取り組んだのは、静けさと熱さを、そして果てしない孤独と悲しみを併せ持つ名曲[King Of Pain]でした。改めて聴き直した際、イントロのマリンバの後ろで甘く豊かな音色に気が付きました。てっきり「アナログシンセかな?」と思いきや、楽譜の説明には…
「ダブルベース若しくは、フレットレス」と記載がありました…(汗。
「何それ?」と思い楽器屋さんに尋ねてみたところ、現物のフレットレスのJazzBass(高額!)を試奏せてくれました。
音階を出すフレットが無い…(唖然
ピッチ合わないぃぃぃぃ〜(涙
押さえる場所が違うぅぅぅぅ〜(号泣
でも、その豊かな音に一発で魅了されました。貧乏学生には新品のBassを買う余裕はありません。ましてやフレットレスなんて店頭に殆ど無い時代ですし、あっても非常に高価です…(絶望。
取り敢えず格安で程度の良い中古の普通のBassを購入して帰宅しました…。
無いなら、自分で作るしか無いです…(ゴクリ。
幸いにも当時の教典「BassMagagien」に自分で加工の特集がありました。
まずネックを外し…(恐る恐る
各種パーツを外し…(びくびく
ネックに雑巾をあて、アイロンをあてます…(冷静に
そして、マイナスドライバーを使い横からトンカチで、一本一本フレットを打ち外していきます…(諦め且つ開き直りつつ。
木片と木工用パテで抜いた溝を埋めて、後日サンドペーパーで表面を整えます…(ふぅ。
ドキドキしながら音を出して見ると…
「あれ?違うじゃん…」
「ぷぃ〜んじゃ無くて、ぽぅんじゃん…」
「何?弦高が高い?」
ナットを自分で削り、弦の高さを調整します。
「ぽわぁ〜ん♪」
出ました!成功です! これ以降フレットレスの魅力に取り憑かれ、普通のBassが苦手になってしまいました…(苦笑。
実際のStingは中期以降のライブではフレットレスを余り使用して無いですし、[King of Pain]の曲中でも持ち替えて無いです…(がっかり。
2008年の再結成のLiveで念願の三人の演奏を初めて見る事が出来て、20年来の夢を叶える事が出来たのですが…
※0:59あたりからに注目して下さい。
※1:04あたりからに注目して下さい。
[Stewart Copeland]のパーカッションのセットからドラムセットへの移動の姿に年月を感じるのは私だけでしょうか…(涙。
その時の愛器の写真はこれしか残ってないです…。後年、Moon出身のリペアマンに指板の再調整とコーティング、回路の改造にネックの仕込み角度の調整をして貰い大化けしました…(汗。
その後メインの楽器として苦楽をともにしますが、10年後に音楽を目指している職場の後輩に「自分はもう音楽で喰って事ないから君は頑張れ!」と言って譲りました。
彼も楽器も元気かなぁ〜(しみじみ。
絶対音感がない僕はフレットレスなんて弾けません^^;
by DEBDYLAN (2011-09-17 08:36)
DEBDYLAN様。
相対音感があれば大丈夫です。解放弦をフレーズに必ず入れるのがミソですが…w。
by 素老人 (2011-09-17 13:00)
イバニーズのMC-924を原宿の松下工房で
フレットレスに改造してもらいました^^)
とても楽しかったのですが・・・腕がついて行かず
上手な人に譲りました(涙)
by rtfk (2011-09-17 18:37)
rtfk様
>イバニーズのMC-924
あああああ、銘記じゃ無いですか…(憧れ。
>原宿の松下工房
Seenですね…。普通の一般人は行きませんので、予想通りrtfk様はかなりの…(ごにょごにょ。
>人に譲りました
フレッテッドとの両立は難しいかと…(汗。私は逆にスラップ奏法を諦めました…(涙。
by 素老人 (2011-09-17 19:54)
お~KING OF PAIN…MAXです(涙
by せいじ (2011-09-18 06:52)
せいじ様
野球(スポーツ全般も)に疎いんですが、やはり関西のスポーツ新聞の一面には「手厳しい文書」が載っている状況でしょうか…(汗。
昔、近鉄難波駅の新聞売り場で「ダメ虎!」と大きな目立つ文字が並んでいるの見た瞬間、ビビリました…(凄っ。
多分、今の成績だともっと辛辣な記事が…(恐怖。
by 素老人 (2011-09-18 10:10)