Forbidden Colours / David Sylvian [介護]
仕事一筋だった父。
音楽の素養は全く無かったのですが、父はこの曲だけは昔から大好きでした。
非常にドラマチックでオケの音が一瞬止みバイオリンソロを奏でる瞬間、その楽曲の世界に一気に引き込まれような気がして私も好きです。
父の数少ないLPのコレクションを納戸から探し出し曲名を確認し入手してようやく聴かせる事が出来たのは、父の症状が出始めてからでした。20年近く「その曲が聴きたい」と言っていたのにも拘らず、
LPプレーヤが壊れているから聴けない!
今忙しい!
クラッシックなんて過去の異物!
関心が無い!
今、北海道だよ…
と言ってそのまま放置してた、酷い息子です(反省。
アルバムの後半に差し掛かる頃には父はソファで気持ち良さそうにウトウトしてましたので、そのまま…
を流してました。
ソロソロ就寝の時間になり、父を寝室に連れて行く為に抱きかかえた時、
父:「今、掛かっていたのは誰の指揮か?」
私:「カラヤンだよ。」
父:「そうか、俺の葬式の時に流してくれ…」
私:「…。」
自分の体が以前のように動かなくなり父は自分の死を覚悟してたのかも知れません。病院の検査の結果が出る前の事でした。私には父の顔を見ずに少しだけ強く抱きしめる事しか出来ませんでした。
私も自分の寝室に戻り、横になった時ふと「自分の葬式の時に流す曲は…」と思い、iTunesを立ち上げこの曲を選びました。
天国への階段 [介護]
m(_ _)m
今朝、天上界(両親のケアハウス)から戻りました…w。両親と見慣れた家具に囲まれていると、私も何か落ち着きます。
二人とも慣れ親しんだ家具や調度品に囲まれていたので、すぐに環境に馴染めた様子です。新居に暮らし始めた場合によくある、目覚めた時に「あれ?此処は何処?」と言うのが全く無かったとの事で、もう何年も此処で暮らしているような錯覚を覚えたそうです…(やれやれ。
しかし一番素晴らしいのは…
パンツの… [介護]
本日の御題は「パンツの穴!」
じゃ無くて「介護に伴うパンツのローテションの悩み」です…w
さて、昨年父のパーキンソン病の進行が始まった際、日常生活で微妙に困った事がありました。
我々の世代ですと、「洋式の便座を上げておく」と同居人に散々怒られて教育されているかと思いますが、父は戦前生まれの為、洋式便所での「座り小便否定派」です…(苦笑。
初期に左手足の「安静時振戦(ふるえ resting tremor)」の症状があり、用を足すときに間に合わないケースが増えてしまったのです。当初は尿漏れパンツは10枚程用意したのですが、洗濯物の量が急激に増加し、乾燥が間に合わなくなってしまいました…(汗。
以前は静養先の田舎の家と実家の片道1時間は、途中のPAでの1回のお手洗いで済んでたのですが、
1. 高速に乗る前のコンビニ ×1回
2. 途中のPA ×2回
3. 高速に降りた後のコンビニ ×1回
と合計4回に…(悩。
オムツも試したのですが「気持ち悪いし、腰回りが窮屈で嫌だもぉ〜ん」と一蹴されました…orz